エリザベス英女王(93)の夫、エディンバラ公フィリップ殿下(98)は24日、4泊したロンドンの病院を退院した。クリスマスを東部ノーフォークの離宮で女王と迎えたという。
王室は24日、フィリップ殿下がノーフォークのサンドリンガム宮殿に戻ったと明らかにし、高齢のフィリップ殿下を気遣う国民の気持ちに感謝するとコメントした。
フィリップ殿下は20日、主治医の勧めを受け、ロンドンの病院に入院。王室は、「念のため」の措置だと説明していた。
女王の夫として長年にわたり様々な形でエリザベス女王を支えるほか、単独でも公務に当たってきたフィリップ殿下は、2017年8月を最後に公務から引退。最後に公の場に姿を現したのは今年5月にあった、親族の結婚式だった。
チャールズ皇太子は23日、病院スタッフが父親の面倒を良く見ているとコメント。イングランド北部で洪水被害にあった地域を慰問していた皇太子はその上で、「あの年齢になると、いろいろなことがうまく動かなくなる」とも話していた。
王室に詳しいコメンテーターのキャロライン・アストン氏はBBCに対して、入院中のフィリップ殿下が来客の面会を受け付けなかったとされるのは、「何事もおおげさにしない」のがフィリップ殿下の流儀で、「まったくあの方らしい」ことだと話した。
フィリップ殿下は昨年のクリスマスには、家族と共に教会に出かける伝統行事に参加しなかったものの、健康状態は良好だと言われた。
過去には2011年に冠動脈閉塞の治療を受けたほか、翌年には膀胱炎のため女王の即位60周年記念コンサートを欠席した。
2013年には腹部に、2014年には右手に手術を受け、昨年は人工股関節の置換手術を受けた。
「でこぼこ」の年
エリザベス女王は20日、サンドリンガム宮に移動した。
女王は、25日午後に放送される毎年恒例のクリスマスのメッセージを、19日に録画した。今年はBBC Oneが放送する。その中で女王は、2019年が「でこぼこのあった年」だと認め、道は決して「なめらか」ではないものの、「小さな一歩一歩」によって分断をいやすことができると述べたという。
女王はさらに、「信念と希望を抱いて小さい一歩一歩を進めば、長年にわたる立場の違いや根深い分断を克服し、調和と理解を得ることができます」と国民に呼びかける。
2019年のイギリスでは、年初からブレグジット(イギリスの欧州連合離脱)をめぐり激しい議論が続いた。
王室の中でも、1月にはフィリップ殿下がサンドリンガム宮の近くで自動車事故の当事者となった。殿下にけがはなかったが、衝突した自動車の女性2人が病院で手当てを受けた。この事故を受けて殿下は、運転免許証を自主返納した。
秋には、エリザベス女王とフィリップ殿下の孫にあたるサセックス公爵ハリー王子と妻のメガン妃が、マスコミの批判的報道に苦しんできたことを明らかにし、話題になった。
さらに11月には、女王の第三子のヨーク公爵アンドリュー王子が、性的人身取引容疑で勾留中に死亡した米富豪ジェフリー・エプスティーン容疑者との交友関係についてBBC番組でインタビューに応じたものの、未成年女性との関係などに関する発言が非難され、公務を控えることになった。
家族写真で憶測
毎年のクリスマス・メッセージでは、女王のそばに家族写真が並べてあるのが慣例となっている。
今年はその中にハリー王子と妻子の写真がないことに注目が集まっているが、BBCのニコラス・ウィッチェル王室担当編集委員は、「わざと誰かをのけ者にする」など女王の性格からして考えにくく、まして自分の孫たちにそのようなことをするなど想像しがたいと話す。
ウィッチェル編集委員はさらに、「でこぼこの年」と言う表現で何を意味したのか、女王が自分自身で解説することはないものの、国民はブレグジットをめぐる対立や、女王自身の身内における様々な問題への言及だと受け取るはずだと説明している。
(英語記事 Prince Philip leaves hospital for Christmas with Queen at Sandringham)
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December 25, 2019 at 01:05PM
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