フランスが今必要としないものが一つあるなら、それは自由の身になったカルロス・ゴーン被告だろう。
会社法違反(特別背任)の罪などで起訴されたゴーン被告は日本で公判を待つ身だったが、当局の目を逃れて出国し レバノン入りしたことが先月末明らかになった。問題は今後の同被告の動きだ。
妻のキャロルさんは先月、ブルームバーグテレビジョンに対し、ゴーン被告が国籍を持つフランスでの裁判を望んでいると語っていた。同被告がパリ入りした場合、フランスと日本の関係は複雑なものになるだろう。マクロン仏大統領は ルノー・日産連合の強化を試みている。一方でフランスの方針では、市民を欧州連合(EU)域外には引き渡さない。
また、フランスとレバノンは緊密な外交関係にあり、フランス当局はゴーン被告がレバノンにとどまる間何らかの支援を行う義務があり、同被告と日本側の騒動に巻きこまれるリスクがある。
パニエリュナシェ仏経済・財務副大臣はラジオ局フランス・アンテルに対し、「外国人市民がフランスの司法を逃れることがあれば、われわれは激しく怒るだろう」としながらも、ゴーン被告については「レバノンとブラジル、フランスの市民であり、すべてのフランス人と同様に領事支援を受ける権利がある」と付け加えた。
フランスはゴーン被告の逮捕後、微妙なバランスを取ろうと努めてきた経緯があり、こうした発言もその一つだ。仏政府は日本の主権や法的手続きを尊重しつつ、自動車メーカーの ルノーを巡り同政府と関わってきた元経営者に基本的支援を与えてきた。同社筆頭株主である仏政府としては、重要な製造業者の1社にとって不可欠な関係を守ろうとする中で、日本を敵に回す動きは懸念材料となる。
原題:
Ghosn’s Escape Puts France in Bind With Nissan Alliance at Stake(抜粋)
"に" - Google ニュース
January 01, 2020 at 12:05PM
https://ift.tt/2QhToP3
ゴーン被告の日本脱出、フランスの立場を一段と微妙に - ブルームバーグ
"に" - Google ニュース
https://ift.tt/2q0a0jR
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "ゴーン被告の日本脱出、フランスの立場を一段と微妙に - ブルームバーグ"
Post a Comment