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トランプ大統領、イランへの抑制的対応を示唆-国民に向け演説 - ブルームバーグ

トランプ大統領

Photographer: SAUL LOEB/AFP

トランプ米大統領は8日正午前(日本時間9日未明)、イランによる米軍駐留イラク基地への ミサイル攻撃を受け、ホワイトハウスで国民に向けて演説を行った。米国防総省は米軍に死傷者が出ないよう意図した攻撃だとみており、大統領は戦争に向けてさらに踏み込むことは避けた。

  大統領は全米にテレビ中継された演説で、イランの報復攻撃を招くことになった米軍による革命防衛隊司令官殺害の正当性を強調。同国に追加制裁を科す方針を示した。

President Trump Delivers Statement On Iranian Missile Attacks On U.S.-Iraqi Bases

ホワイトハウスで演説したトランプ大統領(1月8日)

  トランプ大統領は演説の冒頭、「私が米大統領である限り、イランには決して核兵器を保有させない」と語った。しかし、新たな核合意を結ぶとしたら、「イランの繁栄と力強い成長を可能にし、同国が計り知れない潜在力を活用」できるようにするものでなければならないとの考えも表明。「イランは偉大な国になれる」とし、同国に外交交渉の糸口を与えた。

  イランは精鋭部隊を率いていたソレイマニ司令官殺害の報復として、バグダッド時間8日未明にイラク国内の基地に十数発の精密誘導ミサイルを発射した。事情に詳しい関係者によれば、攻撃で標的となったのは基地の中でも人的被害が発生する可能性の低い区域だったと米国防総省は分析した。

  米当局者の話では、イラク西部のアル・アサド基地に駐留していた米軍部隊はミサイル発射のかなり前にその兆候を察知し、人員約1000人がシェルターに避難したほか、他の対策を講じることができた。

  大統領は「イランは対決姿勢を後退させつつあると見受けられ、それは関係国全てにとって良いことだ。世界にとってとても良い」と話した。イランが自制の態度を示唆し、トランプ大統領の発言も抑制的な内容だったことで、ソレイマニ司令官殺害を受けて急速に高まっていた緊張が緩和に向かう可能性もうかがわれる。

  トランプ大統領はまた、北大西洋条約機構(NATO)に中東への関与を強めるよう求めると述べたものの、詳細は示さなかった。

原題: Trump Backs Away From War With Iran After Harmless Attack(抜粋)

(トランプ大統領の発言などを追加して更新します)

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