大規模な災害が起きた時、被災地で生活する人たちがお金を引き出せずに困ることがないよう、全国の金融機関でATM=現金自動預け払い機を積んだ特殊な自動車を導入して、移動店舗車として活用する動きが急速に広がっています。
「移動店舗車」は、トラックの荷台にATM=現金自動預け払い機を積んで銀行の臨時窓口の役割を果たします。
去年6月、山形県で震度6弱の地震を観測した時や去年10月の台風19号による浸水被害が福島県で起きた時などに、地元の銀行が被災地に送り現地の支店に代わって営業しました。
大規模な自然災害が相次ぐ中、全国の金融機関でこの「移動店舗車」を導入する動きが広がっています。
車を販売するオリックス自動車によりますと、この数年導入を決める金融機関が増え、ことしも30近い金融機関が導入を検討しているということです。
会社の販売責任者の澤木秀文さんは「災害時に営業できない事態は避けたいという金融機関のニーズは今後も続くと感じています」と話しています。
トラックではなく小型のATMをミニバンに積んで対応する金融機関もあり、災害時にお金を引き出せずに困ることがないよう備える動きが加速しています。
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January 27, 2020 at 04:21AM
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ATMをトラックに? 銀行の“移動店舗車” 導入進む - NHK NEWS WEB
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