米小売り大手 ウォルマートは米 マイクロソフトと手を組み、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業の共同買収を目指す計画を表明した。ウォルマートがテクノロジーとメディアで存在感を高め、若い消費者を取り込みたい意向をうかがわせる動きだ。両社はすでにティックトック買収の意向を表明している米 オラクルと競う。
事情に詳しい関係者によると、オラクルおよびマイクロソフト・ウォルマート連合による買収提案のいずれかは、近く合意に至る可能性がある。ただ、最終的な詳細を詰める作業には時間がかかる見通しだという。交渉について公に話す権限がないとして関係者1人が匿名を条件に語った。
ティックトックとマイクロソフトはコメントを差し控えた。オラクルにもコメントを求めたが、今のところ返答は得られていない。ウォルマートは電子メールを通じ、マイクロソフトと「連携」していることを確認。両社の買収提案は「米国のティックトック利用者のニーズに応えつつ、米規制当局の懸念も払拭(ふっしょく)するものだ」と述べた。
ウォルマートは今回の動きについて、同社のサードパーティーオンライン販売事業や、立ち上げて日が浅い広告部門の成長を促す可能性があると説明。ダグ・マクミロン最高経営責任者(CEO)はこれまでに、両部門を成長させたいと述べてきた。ウォルマートはマイクロソフトのクラウドサービス「Azure(アジュール)」を全社で使用しており、両社間にはすでに協力関係がある。27日の米株式市場でウォルマートの 株価は一時6.6%上昇した。
米紙ウォールストリート・ジャーナルは27日、事情に詳しい関係者の話として、ティックトックの親会社である中国のバイトダンス(北京字節跳動科技)がティックトック米事業の売却に300億ドル(約3兆2000億円)を求めていると 報じた。同買収を巡っては、マイクロソフト・ウォルマート連合による提案が最有力候補だが、ティックトック側とは価格面で大きな隔たりがあるという。
トランプ大統領は今月に入り、国家安全保障への脅威を理由にティックトックの米国事業を90日以内に売却するよう命じていた。ティックトックを率いて3カ月に満たないケビン・メイヤーCEOの26日の 辞任も、事業売却の合意が近いことをうかがわせる動きだ。
ブルームバーグが内容を確認した従業員向けメモでメイヤー氏は「過去数週間で政治環境が急激に変化する中、会社の構造にどんな変化が必要か、それが私の目指したグローバルな役割にどんな意味があるのか大いに熟考した」と述べた。
ティックトックの米国と欧州の従業員に対して幹部は27日のミーティングで、今後数週間以内により詳細な情報が明らかになると伝えた。同社をよく知る関係者が明らかにした。
アナリストや金融機関は、ティックトック米国事業の価値を200億-500億ドルと 見積もっている。
原題: Microsoft, Walmart Offer Joint TikTok Bid, Vying With Oracle (2)、 Walmart Joins Microsoft in Pursuit of Deal to Acquire TikTok (1)、TikTok Asking $30B for Its U.S. Operations: Dow Jone(抜粋)
(各買収提案についての関係者コメントなど追加して更新します)
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August 28, 2020 at 12:12AM
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TikTok買収にウォルマート参戦、マイクロソフトと共同で - ブルームバーグ
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