イギリスのEU離脱問題を巡って揺れているのは企業だけではない。イギリスで暮らすEU加盟国出身の人たち、いわゆるEU市民だ。イギリスには約360万人のEU市民が暮らしていると推計されているが、イギリス統計局によると今年(2019年)6月までの1年間だけで、15万人がイギリスを離れたという。
イギリスを離れ、現在はオランダに暮らしているニコル・シュミットさん一家。ニコルさんは、元々はドイツ出身で、オランダ出身の夫とともに11年前からロンドンで暮らしていた。子どもたちはイギリスで生まれで、夫婦ともに安定した仕事に就いていたため、そのまま永住するつもりだったという。ところが、イギリスの国民投票で状況が一変。
ニコルさんは、「隣人のほとんどが、ロンドンからEU側に新しい本社や法人を開設した会社から仕事を提供されたのにあわせて、引っ越して行きました」と語る。また夫のヘモさんも「私たちEU市民のコミュニティーがどんどん小さくなっていくのを感じ、悩んだあげく引っ越しを決めました」と決心した理由を語った。
EU市民がイギリスを離れる背景には、EU市民への差別や嫌がらせに加え、離脱後の移民政策への不安が指摘されている。先月(11月)、ロンドンで行われたEU市民の交流会でも、そうした不安の声が数多く聞かれた。
フランス出身のセシルさんは「国民投票で離脱が決まった後、自分たちの権利が奪われてしまうと感じました。もしパリで仕事が見つかればすぐパリに行くでしょう」と不安な胸の内を明かした。イタリア出身のジョバンナさんも「スーパーで働いていたイタリア出身の女性が『この国から出て行け』と言われていました。もしイギリスにいることが難しくなれば、将来的にはベルリンに移ることを考えています」と不安な面持ちで話してくれた。
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December 10, 2019 at 11:43AM
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イギリス EU離脱の是非に揺れる企業とEU市民|特集ダイジェスト|NHK 国際報道 - NHK NEWS WEB
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