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20年県内選挙展望 4月に衆院4区補選:静岡(TOKYO Web) - 東京新聞

 今年の県内では、六市長選と一町長選、三市議選、一町議補選が実施される見通しだ。国政では望月義夫さんの死去に伴う衆院静岡4区の補選が四月に予定される。大型産業廃棄物処理施設の建設を巡る住民投票が二〇一九年にあった御前崎市では市長、市議のダブル選となり、市長選は現職と新人が争う。伊豆、藤枝、下田三市と森町の首長選は現職が立候補を表明している。

◆下田市長選 現職が再選出馬表明

 現職の福井祐輔さん(72)が昨年十一月、再選を目指して出馬する意向を表明した。二〇一六年からの一期目では、長年の懸案事項であった市役所新庁舎建設に向けた移転先を決定。「大きな成果だった」と自負する。市内中学校の統合など継続中の事業があるとし、「引き続き責任を持って完遂したいという強い思い」と意欲を見せる。

 二期目に向けては、インバウンド(訪日外国人客)へのPRや子育て支援、移住定住の促進などに力を入れて取り組みたい考え。

 現時点では他に動きはない。福井さんの初当選前の市長選では、三期連続で無投票が続いており、新人が出るかが一つの焦点となる。

◆湖西市長選 再選出馬への明言を避ける

 今のところ、一期目の現職影山剛士さん(45)は「まだその時期ではない」と出馬への明言を避けており、他に目立った動きもない。

 前回選は、影山さんが財務省出身の新人として自民党県連の推薦を受けて初出馬、前市長が推した無所属新人との四十代同士の一騎打ちを制した。

 任期中は、高校生までの子ども医療費無償化などの子育て支援策を実施。人口減対策として「職住近接」をキーワードに、新婚世帯・市内に家を購入する若い世帯への応援金制度などを実現してきた。

 市は普通交付税不交付団体だが、旧新居町との合併から二〇二〇年で十年たち、旧新居町分の普通交付税がゼロになる。今後の財政が厳しくなる中で、少子高齢化対策や、老朽化が進む公共施設の再配置などにいかに取り組むかが課題になりそうだ。

◆伊豆市長選 現職以外の動きなし

 現職の菊地豊さん(61)が四選を目指して立候補を表明。現時点で他の出馬表明はない。

 菊地さんは陸上自衛隊一等陸佐などを経て、二〇〇八年の市長選で初当選。四期目に向けては、就任以来取り組んできた、〇四年の合併後の新市建設計画を進めることを最重要事業として位置付ける。

 現市政の批判層も候補擁立を模索している。選挙戦となれば、少子高齢化と人口減少への対策や、中学校再編や病院移転などを含んだ町づくり政策が主な争点となりそうだ。

◆焼津市長選 2期目の現職、態度表明せず

 二期目の現職中野弘道さん(62)は立候補の意思を表明しておらず、他に目立った動きもない。

 中野さんは元県議で、二〇一二年の市長選で自民党県連の支援を受け、現職を破って初当選した。市役所本庁舎の建て替え問題が注目を集めた前回選では、現在地への建て替えを主張し、元市議との一騎打ちを大差で制した。

 次の市長選は津波対策や人口減対策、商店街の活性化が争点になりそう。

◆御前崎市長選 産廃処理施設問題が争点に

 現職の柳沢重夫さん(73)が再選を目指して出馬を表明したのに続き、新人の薬剤師、池田恵実子さん(63)も名乗りを上げた。住民投票で反対票が九割を占めた市内への産業廃棄物処理施設の建設を巡り、両者の姿勢が問われる選挙になる。別の立候補者が浮上する可能性も否定できない。

 柳沢さんは旧浜岡町議を経て御前崎市議を三期務め、引退する前市長の後継として前回市長選で初当選。一期目の公約に掲げた人口減少対策、子育て支援、福祉などの施策に引き続き取り組む意向を示している。

 池田さんは、市民団体の一員として住民投票の実現に向けて活動。市長名で交わした建設予定地の賃貸借契約を解除する方針を示したほか、市立病院の経営健全化、地場産業振興などを掲げ「子どもを育む地域づくりをしたい」と語る。

 市内に立地する中部電力浜岡原発は、再稼働に向けた適合性審査終了のめどが立たず、今回選挙では主要争点にならない見通しだ。

◆藤枝市長選 現職が4選へ立候補を表明

 現職の北村正平さん(73)は一九年十二月の市議会十一月定例会で「これまで培ってきた好循環を持続させ、将来に向けて新たな礎を築きたい」と、四選を目指して立候補する考えを表明した。現段階で他に表立った動きはない。

 元県職員で、農業水産部長などを歴任。二〇一二年の市長選は一九五四年の市制施行以来初めての無投票で再選を決め、一六年も無投票だった。堅実な市政運営で目立った懸案もなく、三回連続で無投票の可能性も十分あり得る。

◆森町長選 無投票の公算大

 現職の太田康雄さん(60)が昨年の町議会十二月定例会一般質問の答弁で、再選を目指し、無所属での立候補を表明した。一期四年で培った幅広い人脈を背景に選挙準備を進めている。

 前回は新人三人による激しい三つどもえの選挙戦が繰り広げられたが、今のところはほかに表立った動きはなく、無投票の可能性が高くなっている。

 太田さんが一期目のマニフェストとして取り組んできた人口減少対策や財源の確保、人に優しいまちづくりに対し、町民がどう評価するかが焦点。現在進められている小・中学校の統廃合への関心も高い。

◆今年の県内選挙日程

【首長】

森町   2月9日投開票

御前崎市 4月12日投開票

伊豆市  4月19日投開票

藤枝市  5月24日投開票

下田市  7月4日任期満了

湖西市  12月5日任期満了

焼津市  12月23日任期満了

【議員】

御殿場市 2月2日投開票

森町   2月9日投開票(補選)

御前崎市 4月12日投開票

伊豆市  10月31日任期満了

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January 06, 2020 at 06:11AM
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