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小さな猛禽・モズも求愛期に入る二月。「如月」に込められた本来の意味とは?(tenki.jpサプリ 2020年02月01日) - tenki.jp - tenki.jp

異界に存在する「きさらぎ駅」という、インターネット発祥の怖い都市伝説でも使用された「きさらぎ」という月名。語源には諸説があり定まっておらず、「鬼」という当て字もあったりと、何だかちょっとミステリアスで不穏な雰囲気もあります。

「新暦(グレゴリオ暦)が採用されるまで、日本では十二の月を風情のある名前で呼んでいた」と、歳時記で説明される和風月名でいうと、二月に当たるのは如月(きさらぎ)です。
と言っても、旧暦(太陽太陰暦)の二月は現在の暦では、二月の下旬から四月の中旬ごろのかなり春めいた「仲春」の時期で、春分は必ず旧暦二月の間に訪れます。

「如月」という漢字は、中国の語釈辞典『爾雅(じが)』の「二月為如(二月を如と為す)」が典拠です。五月の「皐月(さつき)」も同様で、月により使用頻度に差異はありますが、江戸時代以前には『爾雅』を典拠とした月名(たとえば陬月、余月など)が月の異名として使用されていました。十二の月とセット扱いになっている和風月名に、「和風」と言うにもかかわらずどうして漢籍を基にした如月と皐月が表記として残ったのかは謎であり、和風月名の不思議さでもあります。

ただ、如月を「きさらぎ」と訓(よ)み下すこと自体は、古い和語だとはいえるでしょう。江戸末期の類書『古今要覧稿(屋代弘賢編纂 天保十三年/1842年ごろ)』では、「きさらぎとは二月をいふ、いとふるき和訓なり」と、遠い時代に起源を持つ和語であるとしています。
そして「伎佐良藝月(きさらぎづき)」とは、「久佐伎波里月(くさはりづき)」=「草張り月」が変化したもので、この時期、草や木の芽が芽ぐむことから来ている、としています。比較的無理のない自然な解釈です。さらに諸説の一つとして、春を迎えて陽気が次第につのり、「気、更に来る」から「気更来」=きさらぎとの説も紹介しています。
「きさらぎ」の「さらぎ」を「更に来る」の意味と解釈するのは、もっとも一般的な語源説として知られる「衣更着」=「寒さがぶりかえし衣を更に着る月」と共通するものです。

はだかにはまだ衣更着(きさらぎ)のあらし哉

この松尾芭蕉の発句は「裸で過ごすには、まだまだ寒い二月の荒れた寒風であることよ」といった意味ですが、実はこの句、鎌倉時代の仏教説話集『撰集抄』に収められた「増賀上人之事」で、「名利(名声と利益)を捨てよ」と夢のお告げを受けた増賀上人がすぐさま衣服を脱ぎ捨てて裸になった、という逸話と、西行法師の「願はくは花の下にて春死なむ その如月(きさらぎ)の望月のころ」という有名歌の如月に「衣更着」を引っ掛けた、いわば謎かけ的な言葉遊びの句なのです。
きさらぎを「衣更着」とするのは、中世の室町時代成立(ただし刊行は江戸時代)の『下学集』に見られるもので、近世以降では歌川豊国の「十二月の内 衣更着梅見」の浮世絵などで使用例が見られるようになりました。

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February 01, 2020 at 03:02PM
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