米株式市場では外出自粛で買われてきたハイテク株の上昇に歯止めがかかった。
少なくともここ1週間はそうだ。フェイスブックとアマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグル親会社アルファベットを総称したFANG銘柄は5.5%下落し、3月以来最大の下げ。
景気回復期待が再び高まり、これまで軽視されたセクターである景気敏感株に投資マネーが向かった。その結果、ハイテク株の比重が大きいナスダック100指数は2009年以来で最も大幅にS&P500種株価指数に後れを取った。
新型コロナウイルス感染症(COVID19)危機から米経済が脱却するとの見方は、今年のハイテク株の優位性を頻繁に脅かしてきたが、開発中のワクチンに関する前向きなデータを受けてそうした観測が強まり、外出自粛期に最適な銘柄がこれまでほど貴重と受け止められなくなっている。
ナスダックは17日に辛うじて上昇したものの、ネットフリックスの決算発表はハイテク株の利益急拡大ペースに際限がないわけではないことを強気派に思い出させた。
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ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズのグローバル担当副投資責任者、ローリ・ハイネル氏は電話インタビューで、ハイテク企業の「成長は続き得るが、バリュエーション(株価評価)を維持するような水準ではない」と指摘。 「投資家はより耐久性があり、比較的高い成長を遂げる銘柄群への投資継続に前向きな姿勢だったが、今後は詳細を注視し始めると思う」と述べた。
ナスダック100指数は17日終了週に1.8%下落。S&P500種は1.3%高。ダウ工業株30種平均は資源株や工業株の上昇に支えられ2.3%上昇した。
ただ、ナスダック100指数はこうした値下がりでも月間ベースではS&P500種を10カ月連続で上回るペースにある。S&P500種のハイテク株のリターンはエネルギー株のリターンを55ポイント上回っており、業種別リターンで首位と最下位の差としては、1年のこの時期では少なくとも1990年以来最大に開いている。
Turn the Tables
Tech, among the biggest gainers during the pandemic, lagged this week
Source: Bloomberg
つまり、インターネットやソフトウエア株の堅固な潜在的利益に注目するウォール街の姿勢は依然健在だということだが、それが揺らぐ兆しもみられる。
バイオ製薬会社モデルナのCOVID19ワクチンの安全性試験で被験者全員が抗体を獲得したとのニュースが伝わり、資源株や工業株、小型株は17日終了週に急伸。ラッセル2000指数の週間リターンはナスダック100指数との比較では2016年以降で2番目の高水準となった。
ナスダック100指数の勢いを巡る疑念は高まりつつあり、アナリストの目標株価を基にすると、同指数は向こう1年間は横ばいが見込まれている。
原題: Tech Profit Juggernaut Gets First Big Test in Week of Reversals(抜粋)
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July 20, 2020 at 07:44AM
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米ハイテク株の上昇にブレーキ、FANG銘柄3月以来最大の下げ - ブルームバーグ
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