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重体のロシア反体制派ナワリヌイ氏、独病院に向け出発 - 日本経済新聞

2018年1月、モスクワの反政権デモに参加するアレクセイ・ナワリヌイ氏(中央)=AP

2018年1月、モスクワの反政権デモに参加するアレクセイ・ナワリヌイ氏(中央)=AP

【モスクワ=小川知世】飛行機内で体調が急変し、意識不明の重体となっているロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏を乗せた特別機が22日朝、西シベリア・オムスクからドイツに向けて出発した。同氏の関係者は毒物を盛られた可能性があると主張し、ドイツへの転院を許可するように求めていた。

タス通信が伝えた。ナワリヌイ氏は20日、西シベリアからモスクワに向かう機内で意識を失い、緊急着陸したオムスクの病院に搬送された。

独仏首脳が支援を表明し、人権団体が特別機を派遣していた。病院は容体を理由に21日に移送を拒否したが、同日夜に一転して許可した。

政権批判で知られ、ロシアの反体制派で最も影響力があるナワリヌイ氏の「毒殺」が試みられたとの受け止めは支持者を中心に広がっている。

関係者によると、ナワリヌイ氏は空港でお茶を飲んだ後に搭乗し、離陸直後に体調が急変した。診断した医師は当初、毒物が原因の可能性を示したが、21日に「毒物やその痕跡はない」と打ち消した。警察官が多数集まり、駆けつけた家族を病室から遠ざけたという。

ナワリヌイ氏の関係者は病院の医療体制は不十分で、移送を拒否された背景に政権の意向があるとして「命が脅かされている」と訴えていた。同氏の妻は21日にプーチン大統領に嘆願書を出した。原因究明のためにもドイツへの移送を求める声が国内外で出ていた。

ロシアでは反体制派が中毒症状を訴えた事例が過去にもある。ナワリヌイ氏は2019年に収監先のモスクワの施設で顔が腫れるなどして入院し、毒物が原因の疑いがあると主張していた。

ナワリヌイ氏は9月の地方選に向けて、与党の候補者の当選を阻むため、対立候補への投票を呼びかける運動を展開している。西シベリアにもこの一環で訪れていた。

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