超大型ハイテク株にとっては、米景気刺激策の協議停滞も株価バリュエーションの上昇も、さらには「GAFA」と総称される巨大IT企業の分割を示唆する反トラスト法改革でさえも逆風にはなっていない。12日の米株市場でナスダック100指数は約6カ月ぶりの大幅高となった。
GAFA分割も想定、反トラスト法の抜本改革を下院民主党が提案 (1)
この日は、株価が上がると通常は下がる傾向のあるボラティリティー指数も上昇。こうした同時上昇は8月と9月初旬にもみられたが、ウォール街のアナリストはオプション取引の活発化を示す明確なサインと考えるようになっている。
PRSPCTVキャピタルのファンドマネジャー、ローレンス・クリアチュラ氏は「先月は極端に大規模なコールオプション(買う権利)購入がもたらした市場の歪みが一部にあった。今回の取引が誰によるものかは大した問題ではないが、その現象は存在している」と指摘。「もし投資家が株式市場より先にオプション市場に一斉に向かえば、市場はそうしたオプション購入に反応して動くという本末転倒の状況となる」と述べた。
外出自粛の中で活躍するデイトレーダーにとって、ハイテク銘柄の現物株は高過ぎる。このため、今年はコールオプションの人気が高まる現象が度々起っている。
12日は、ナスダック100指数構成比率で合わせて約25%を占める アマゾン・ドット・コムと アップルがそろって大幅高となったことも相場全体に影響した。
アップルとアマゾンの株価上昇、製品イベントや会員向けセール控え
インタラクティブ・ブローカーズのチーフストラテジスト、スティーブ・ソスニック氏は、アップル株とアマゾン株の大きな値動きが両銘柄、引いては指数のボラティリティーを高める要因になったと指摘。ただ、株価とボラティリティーの同時上昇は相場反転の警告サインである可能性があると警告した。
例えば、シカゴ・オプション取引所(CBOE)のプットコール・レシオは先週終盤に0.4を下回った。同指数がその水準を下回ったのは今年に入って6回目。30日移動平均は0.5に上昇したものの、依然として記録的低水準での推移となっており、これは弱気派よりも強気派が相対的にまだ多いことを示している。
サスケハナ・インターナショナル・グループのデリバティブ戦略共同責任者、クリス・マーフィー氏は12日の顧客向けリポートで「8月初旬に見たのと同じ『泡の兆候』の一部が現れている」と指摘。「8月に見られたように泡はしばらく市場にとどまることが可能なので、これは差し迫った下落を意味するものではない。しかし注意は必要だ」と述べた。
原題:
Day-Trader Options Action Is Spotted Yet Again in Nasdaq Surge(抜粋)
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October 13, 2020 at 09:05AM
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デイトレーダーのオプション取引活発化、市場に再び「泡の兆候」か - ブルームバーグ
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