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コロナ感染、世界で5000万人に 欧米拡大で経済に打撃 - 日本経済新聞

新規感染者の約7割を欧米が占める(6日、ベルギーの病院で新型コロナ患者の治療にあたる医師ら)=AP

新規感染者の約7割を欧米が占める(6日、ベルギーの病院で新型コロナ患者の治療にあたる医師ら)=AP

新型コロナウイルスの世界の累計感染者数が8日、5000万人を超えた。10月以降、欧米で感染が急増。1日あたり50万人を超える過去最悪のペースだ。欧州で感染対策のロックダウン(都市封鎖)が広がる。経済や生活への打撃も大きく、政治判断は一段と難しくなっている。

米ジョンズ・ホプキンス大の集計で判明した。累計感染が4000万人に達した10月19日から、わずか20日間で1000万人増えた。1日あたりの新規感染者は7日移動平均で50万人を突破した。フランスやイタリア、英国では連日数万人と、8月と比べると感染者は数十倍の勢いで増えている。各国は外出規制などを導入しているが沈静化の兆しは出ていない。

米国でも感染が急増している。7日移動平均で10万人を超え、11月に入り、加速している。夏場のピーク時の2倍にも迫る勢いだ。ミネソタ州やモンタナ州など中西部の感染増が目立つ。気温の低下で室内の行動が増えるなど、感染の機会が広がっている可能性が指摘される。

ミシガン州やペンシルベニア州など大統領選の接戦州でも10月以降急増している。郵便投票を選ぶ国民が増えたり、コロナへの対策を巡る政策の評価に影響を与えたりした可能性もある。

ブラジルやペルーなどの南米では冬が終わり、拡大のペースは鈍っている。

累計死者数は世界で125万人超となった。最多は米国の約23万人だ。ブラジルの約16万人、インドの約12万人と続く。感染者の急増に比べると、死者の増加は緩やかだ。検査が増え、軽症者でも感染が判明しやすくなったほか、医療体制や治療法も春と比べ整備が進んでいることが影響している。

感染急増を受け、10月には欧州各国が外出や店舗営業の規制を相次ぎ導入した。オープンテーブルが集計するレストランの予約状況はドイツや英国では前年同日比8割以上も減った。米ニューヨーク・タイムズ紙によれば8つの州が規制を再強化し、7つの州が経済再開を停止している。感染増が止まらなければ規制がさらに広がる可能性がある。

各国の経済当局やエコノミストは数カ月前まで、コロナの緩やかな収束と経済再開の継続を基本シナリオとすることが多かった。国際通貨基金(IMF)によれば、コロナの収束が遅れれば2021年の世界の経済成長率は5.2%から2.3%へと下振れる。失業など社会不安のほか、巨額の財政出動が必要になるなど、世界経済の苦境が一段と厳しくなる恐れもでている。

(ニューヨーク=後藤達也、西野杏菜)

新型肺炎

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November 09, 2020 at 12:54AM
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