アップルは2016年のWWDCで「EveryOne Can Code」なる取り組みを発表。iPadでプログラミングを学べる「Swift Playgrounds」(Mac版もあるが、iPad版のようなお遊び要素はなし)を提供し、子供たちが早い時期にいかにしてソフトウェア開発者になれるかや、拡張現実にいたるまでのカリキュラムを支援しています。
シラー氏いわく「そうした教育研究の結果、(iPadでの学習に)最も熱心だった学生が最も成功を収めている」と述べています。自社の製品やプロジェクトが上手く行っているとアピールすることは、アップルの重役として普通のことと言えます。
しかしシラー氏が続けて、次のように発言したことが物議を醸しています。
本当に学習に興味があり、学びたい子供は、より良い成功を収めます。子供を刺激するような方法でテクノロジーを使わなければ、子供が授業に向き合わないのは当然でしょう。子供たちが本当に最高の結果を達成できるように、これらの最先端の学習ツールが必要です。
しかし、それはChromebookではできません。率直に言って、Chromebookは必要なテストのための安価な道具に過ぎないからです。子どもたちにテストさせるだけなら、安価なノートブックで十分でしょう。しかし、それでは彼らは成功しません。
ここでのシラー氏の主張は、iPad(とMac)は教育に向いているが、Chromebookは深い学びを得られるカリキュラムには使えないと言っているようにも受け取れます。本発言から波紋が広がった後に、シラー氏はTwitterで以下のようにツイートして「安物のChromebookを使った子供は成功しない」の真意を補足説明しています。
Every child has the ability to succeed — helping them to do that has always been our mission. In the full conversation with CNET, we discussed giving kids and teachers the content, curriculum and tools they need to learn, explore and grow. Not just to take a test.
— Philip Schiller (@pschiller) November 13, 2019
ツイートを訳すと「全ての子供は成功する能力を持っており、それを支援することが我々の使命であり続けています。CNETインタビューでは、我々は子供や教師たちに学び、探究心を育て、成長するためのコンテンツやカリキュラム、およびツールの話をしました。単なるテストの話ではありません」ということ。特にChromebookを安価なノートブックになぞらえた点に関して弁明はなく、逆にテスト以外には使えないと強調したとも解釈できます。
iPadは教育機関向けの価格が299ドルからなのに対して、初心者向けのChromebookは約150ドルからの安さ。これはキーボードなど周辺機器を含む前の価格であり、予算に制約ある教育現場にとってはどちらが導入しやすいかは明らかでしょう。シラー氏の発言はそうしたChromebookの「安さ」が教育市場を制している現状に対して、アップルの苛立ちが現れたのかもしれません。
お詫びと訂正:初出時、シラー氏の言う「必要なテストのための安価な道具」について「テスト勉強」と「プログラミングを学ぶ上でのソフトウェアテスト」の意味を含む可能性あり」との訳注を付けていましたが、米国の学校でChromebookが学生の試験(テスト)管理に使われていることを指していると思われます。読者の皆様に誤解を招いたことをお詫びし、訂正いたします。
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November 14, 2019 at 07:00PM
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アップルのフィル・シラー氏「安物のChromebookは子供の教育に役立たない」発言が波紋【訂正】 - Engadget 日本版
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