1週間の間に拾いきれなかったニュースをダイジェスト形式でお届けします。今週は「深夜に襲い来るロボット〇〇」「自分で充電しにやってくる自走式EV充電器」「キャタピラで走る雪上ゴーカート」などの話題をまとめましたので、暇つぶしにでもどうぞ。
自分で充電しにやってくる自走式ロボットEV充電器
独自動車メーカーのフォルクスワーゲン(VW)が、2017に発表した、自走式EV自動充電ロボットのコンセプトをさらに洗練させています。
新しいコンセプトはアームや自走のための各種センサーを搭載した牽引ロボットと、EVを充電するバッテリー部分に分かれる形態になりました。駐車したEVに紐付けられたモバイルアプリもしくは自動車とその他の機器との無線通信規格V2X技術によってロボットが起動し、充電要請のあったEVまでロボットが充電要バッテリーを牽引、充電コネクターにバッテリーを接続します。バッテリーは最大50kWのDC急速充電が可能で、1台あたりの容量は約25kWh。
充電用バッテリーは使われないときはエネルギーストレージ、つまりバッテリーの充電設備に接続されており、常に満タンの状態でEVの入庫を待ち受けることができます。また高価なセンサーをロボットのみに搭載することで全体のコストを抑えています。
従来のEV充電スタンドでは充電の終わったEVがそこをどかなければ次のクルマを充電することができませんが、このVWのコンセプトであれば充電装置が向こうから充電しに来てくれるため、ロボットが走行できるスペース(人間の歩行通路と共用も可能)さえあればあらゆる駐車場がEVに対応できるメリットがあります。
雪上ゴーカートBobsla
オーストリア・チロルに本拠を置くスタートアップBobsla GmbHが、地元のスキーリゾートObergurglに何やら楽しげな乗り物を納入し、サービスを開始しています。この電気式雪上ヴィークルはBobslaは、電動スノーモービルよりも小型でレーシングカートほどの大きさながら、2つのキャタピラで雪上を自在に、そして高速に駆け巡れるレジャー用の乗りものです。
乗車料金は20分で19ユーロ(約2300円)と少々お高めですが、レンタルのレーシングカートでもだいたいそれぐらいはするものなので、妥当と言えば妥当かもしれません。またBobslaのバッテリーは交換できるため、呼びのバッテリーと充電器をそろえておけば乗客の乗り換え時にバッテリーも交換すれば、1日中フル稼働させることも可能です。スキー場による試算では、Bobslaアトラクションの導入費用は1シーズンで回収できるとのこと。
Bobslaは2020年1月26~29日に独ミュンヘンで開催されるスポーツ関連の見本市ISPOに出展予定とのこと。もし、日本のスキー場にもBobslaコーナーが設けられていれば、スキーが苦手な客でも雪上レースで楽しめそうです。
ロシア国防省、極超音速ミサイルAvangardを配備
ロシアのプーチン大統領が、最大2メガトンの核弾頭を搭載可能な極超音速滑空機Avangardを正式に配備したと述べました。モスクワの主張によれば、Avangardはミサイルによって空気抵抗の少ない高高度を最高速度マッハ5で飛行し、分離後はグライダーのように目標めがけて軌道修正しながら滑空します。
プーチン大統領は2018年3月に年次国家演説の場でAvangardを発表し、同年12月にはウラル山脈南部のミサイル基地から発射試験を実施、約6000km離れたカムチャツカ半島にある試験用の標的に命中したと発表しました。
米国や中国もAvangardと似た極超音速システムの開発を行っているとされますが、発射実験をしたとされるのはまだAvamgardしかありません。そして、マッハ5もの速度で飛来する爆弾は、実質的にミサイル迎撃システムで迎え撃つことは難しいと考えられます。
ロシアが本当にAvangardを配備したかについて懐疑的な意見や、製造されたミサイルの本数がまだそれほど多くないとの見方可能性もあります。しかし、いずれこの種のミサイルが十分生産されるようになれば、かつての冷戦時代を再現するようなことになりかねず、そうなればまた世界終末時計が進むことでしょう。
ピニンファリーナの水冷クーリング付きヘルメット
カーデザインをはじめとした自動車にまつわる様々な事業を行うカロッツェリア、ピニンファリーナが、フロリダを本拠とするヘルメットメーカーRouxとともに、モータースポーツ向けのクーリング機構付きヘルメットを発表しました。そのラインナップはF4からF1までのシングルシーターやGTレース向けが用意されており、内部に温度を約11℃に保つ水を循環させるチューブが仕込まれています。
さらにRoux独自のRelease Equipped Systemによって、クラッシュなどのせいでドライバーが自力でヘルメットを取れないときもコースマーシャルが簡単に取り外せます。
レーシングカーのコクピットは非常に温度が高くなるうえ、加減速やコーナリング時には高い前後左右のGに耐えながら非常に高速でのドライビングをこなさなければなりません。Super GTのマレーシア戦などでは水冷のクーリングスーツを使用するドライバーもいますが、ヘルメット内が涼しく保たれるほうが判断力の維持には効果が高そうです。
深夜に襲い来る謎のロボット○○○
米ノースカロライナ州に住むトーマス・ミラム氏は、寝室で寝ていた深夜に1階でガタゴトという大きな物音で目を覚ましました。これはヤバいと危険を感じたミラム氏は妻を"安全な隠れ場所"にやり、自らはキッチンのスマート照明を点けるためにスマホを手に取り、さらに911(警察)に通報しました。
その"侵入者"はその間も1階でときおり物音を立てており、2人はさらに警戒を強めます。しかし侵入者は階段のすぐ下にいるようで、家の中からは逃げることはできなさそうです。ミラム氏は銃を手に取り、兵役で培ったサバイバルスキルを総動員して妻と2歳の子どもを連れて外へ脱出する方法を必死で考えていました。
しかし、そうこうするうちに、警察が到着し1階へ突入しました。ミラム氏は「ここだ!」と助けをよびました。そして警官らが安全を確保した様子なので、階段のところまで出て行きました。
4人の警官が一斉にミラム氏を照らし、銃を置くよう促します。そしてミラム氏が命令に従うと、手にしていた武器をしまい始めました。「ミラムさん、ひとつお伺いしたいのですが」と警官がたずねます。ミラム氏はアドレナリンが出ているのを感じながらすぐさま「もちろん」と返答、そして警官は質問しました。
「このルンバはあなたのものですか?」
ミラム氏のアドレナリンは一瞬でひきました。そういえばクリスマスに購入したルンバが1階においてありましたが、それが何らかの拍子に電源が入ったのか、階段の下にいる警官の足下で、家具に挟まってジタバタしていたのが騒音の原因だったようです。
警官らはそれぞれのボディカムにほぼパンイチで立つミラム氏の映像を手に入れただけだったものの「良い訓練になりました」と言い残して署に戻っていったとのこと。日本だったら深夜に物音がしたとしても、ここまで警戒する人はほとんどいないのではと思われますが、銃を持っていることも考えられる米国では、ミラム氏の行動を決して笑えないところがなんと言えません。
ただ、ルンバがなぜ深夜に勝手に起動したのか、そっちのほうが若干気になるところではあります。スマート照明がチカチカ点滅でもしていればさらにいい雰囲気になったことでしょう。
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December 29, 2019 at 04:30PM
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