岐阜県、長野県に大雨特別警報 飛騨川など氾濫 - 日本経済新聞

大雨により増水した飛騨川（8日午前、岐阜県下呂市）=共同

活発な梅雨前線の影響で長野県や岐阜県が記録的な大雨に見舞われ、気象庁は8日朝、両県に大雨特別警報を発表した。岐阜県の飛騨川が氾濫したほか、九州でも各地の河川が氾濫し、浸水被害や土砂災害が相次いだ。大雨は9日にかけて続く見込みで、気象庁は土砂災害や低地の浸水などに最大級の警戒を求めた。

これまでに判明した犠牲者は、福岡、熊本両県で死者が計56人。心肺停止が2人、行方不明者は12人に上る。

岐阜県によると、8日朝に飛騨川の同県下呂市付近で氾濫が確認された。同市によると、大雨による土砂崩れなどで道路が寸断され、約400世帯が住む同市の馬瀬地域が孤立状態となっている。

気象庁は同日午前7時半から記者会見を開き、中本能久予報課長が「命を守るために最善を尽くさなければならない状況だ」と呼び掛けた。

気象庁によると、岐阜県では下呂市で1時間に71.5ミリ、高山市で65.5ミリの非常に激しい雨を観測した。8日午前7時20分までの24時間雨量では、岐阜県下呂市で412.0ミリ、同県高山市で304.5ミリを記録し、観測史上最多を更新した。熊本県阿蘇市でも361.0ミリ、大分県日田市でも275.0ミリを観測するなど、広い範囲で大雨が降った。

九州から東北にのびる梅雨前線は10日ごろにかけて西日本と東日本に停滞する見込み。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため大気の状態が不安定となり、広い範囲で大雨が降るとみられる。7日に記録的な大雨となった九州北部では8日は小康状態となるが、9日以降は再び激しい雨が降る恐れがある。

9日午前6時までの24時間に予想される雨量はいずれも多いところで、東海300ミリ、近畿、九州南部200ミリ、関東甲信180ミリ、四国150ミリ、北陸100ミリ。

Let's block ads! (Why?)

"に" - Google ニュース
July 08, 2020 at 04:40AM
https://ift.tt/2BDWvfK

岐阜県、長野県に大雨特別警報 飛騨川など氾濫 - 日本経済新聞
"に" - Google ニュース
https://ift.tt/2q0a0jR
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini