英スコットランド北部アバーディーンシャーで12日、電車が脱線し、運転士と車掌を含む3人が死亡した。この路線を運営するスコットレイルは、3人目の死者は乗客だと発表している。
スコットランドは事故当時、豪雨と雷に見舞われており、洪水や交通機関への影響が出ていた。
事故にあったのは、午前6時38分(日本時間午後2時38分)にアバーディーン駅を出発し、グラスゴー・クイーン・ストリート駅へ向かっていた電車。この電車は土砂崩れに巻き込まれたとみられている。
また、6人が病院に運ばれたが、いずれも重傷ではないという。
グラント・シャップス運輸相は13日にも事故現場を訪れる予定で、「まず状況をこの目で確認し、必要な支援を提供する」と語った。
イギリス鉄道警察は、亡くなった運転士と車掌の遺族について、特別な訓練を受けた職員が支援すると発表している。
脱線した電車は、前後の動力車2両を含めた6両編成。
鉄道運営ネットワークレイルが駅の監視カメラを確認したところ、この電車には運転士など乗務係を含めて9人が乗っていた様子という。
また鉄道警察は、午前9時43分に通報を受けたという。
ネットワークレイルはその数分後、カーモント付近で土砂崩れがあり、ダンディー~アバーディーン間の運転を見合わせるとツイートしていた。
エディー・ワイリー警視正は、全ての乗客を確認できたはずだと述べた。
「現場の安全が確認でき次第、本格的な捜索を開始するが、それにはまだ時間がかかる。多くの人が今回の事故に疑問を抱いているのは理解している。鉄道事故調査部や鉄道・道路局などと緊密に協力し、脱線の状況を全面的に明らかにしていく」
このほか、現場の対応に当たった消防隊員4人が負傷したとの情報もあるが、いずれも軽症だという。
エリザベス女王は「脱線事故の一報を受け、大きな悲しみを覚えています」と談話を発表した。
「王族一同、亡くなった方やけがをされた方の家族のために祈っています」
スコットランド自治政府のニコラ・スタージョン首相も、「悲劇的な事故」による死者に哀悼の意を示した。
また、ボリス・ジョンソン首相は、「ありがたいことに、こうした鉄道事故は珍しい」ものだが、それだけに今回の事故は衝撃的だと述べた。
「今最も大事なのは、捜査に当たっている鉄道警察が、何が起こったのかを正確に把握すること、そして二度とこのようなことが起きないよう協力することだ」
BBCのトム・バーリッジ交通担当編集委員は当局筋の話として、脱線した電車は洪水のために運転を見合わせる予定だったと説明。
しかし、運転士の判断によってより安全な線路に切り替え、運行を続けたものの、土砂崩れに巻き込まれて脱線したとみられていると報じた。
ただし、この情報は確認が取れておらず、鉄道事故調査部による事実確認が必要だと語っている。
一方デイヴィッド・シュクマン科学担当編集長は、土砂崩れはイギリスの鉄道にとって最も大きなリスクで、気候変動によってますますそのリスクは高まっていると指摘した。
熱波と干ばつによって線路脇の盛土が乾いて弱くなり、そこに激しい雨が降ることで土が削れ、土砂崩れになるという。
イギリスの鉄道網の多くは19世紀のヴィクトリア朝時代に敷かれたもので、こうした気候変動を想定していないため、ネットワークレイルは線路の安全性確保のための研究を重ねている。
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August 13, 2020 at 09:49AM
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