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5年前に行方不明の猫、1900キロ先で発見 奇跡の再会 - BBCニュース

5年前にアメリカ西部で行方不明となり、飼い主もあきらめていた猫が、自宅から1900キロ離れた街の路上で発見された。19日に実現した奇跡的な再会には、マイクロチップが大きな役割を果たした。

オレゴン州ポートランド市で暮らしていていた黒猫の雄サーシャは、2014年に行方をくらました。

飼い主のヴィクター・ウーソフさんは、すぐに行方不明の届けを提出。しかしこれといった手がかりも見つからず、もう会えることはないと望みを失っていた。

「最悪を覚悟していた」

ところが先日、メキシコ国境のニューメキシコ州の北部にあるサンタフェ市で、黒猫が保護された。

市動物保護当局が、この猫に埋め込まれていたマイクロチップを調べたところ、届け出があったサーシャだと判明。ウーソフさんに連絡した。

「信じられなかった」、「私たちは最悪を覚悟していた。でも電話をもらい、サーシャが生きていて、しかも元気だと聞いて、本当にありがたかった」とウーソフさんは話す。

ヒッチハイクで移動?

サーシャがどのようにして、サンタフェに行き着いたのかは謎だ。

ただ、サーシャは人懐こいことから、誰かに「ヒッチハイクをお願いした」のではないかと、ウーソフさんは考えている。

「サーシャは偉大なアメリカの冒険をしたんだと思いたい」

マイクロチップのおかげ

サンタフェ市の動物シェルターの広報担当者ムラド・カーダーさんは、今回の出来事はペットにマイクロチップを埋め込むことの重要性を物語っているとする声明を出した。

「このペットの皮下に、米粒ほどの大きさの簡単なマイクロチップが埋め込まれていた。おかげで私たちは、行方不明の猫の保護者にたどり着くことができた」

さらに、マイクロチップはペットの身元を証明する「独自の番号を備えた、落下や変更、除去の可能性がない、永久的で」唯一の方法だと付け加えた。

ハッピーエンディング

サーシャはアメリカン航空の飛行機で19日、ポートランドに戻った。

同社の広報担当は、再会に貢献することができて「光栄だ」とBBCに語った。

「サーシャの長旅にハッピーエンディングを提供でき、うれしく思っている」

(英語記事 Missing cat found 1,200 miles from US home

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November 21, 2019 at 04:11PM
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