世界最大のプラスチック消費国である中国は19日、使い捨てのプラスチック品を全国規模で削減する大がかりな計画を発表した。
国家発展改革委員会が発表した新たな計画では、非分解性の袋の使用を2020年末までに主要都市で禁止する。さらに、2022年までにすべての市と町で禁止する。
外食産業の使い捨てストローも、2020年末までに使用を禁止する。
集積場はすでにいっぱい
中国では、国民14億人が出すごみの処理が、大きな問題になっている。サッカー場100個相当の広さがあるごみ集積場は、予定より25年早く、すでにいっぱいになっている。
2017年の1年間だけで、都市の家庭ごみ2億1500万トンが収集された。リサイクルに関する統計は公表されていない。
オックスフォード大学が出したオンライン報告書「データでみる私たちの世界」によると、中国は2010年にプラスチックごみを6000万トン排出し、世界最多だった。2位はアメリカの3800万トンだった。
この2018年の報告書は、2025年まで似たような状況が続くと予想している。
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飲食店、ホテルにも義務づけ
発表された新たな計画は、プラスチック製の袋の使用を2022年までに全国で禁止するとしたが、生鮮品を扱う市場では2025年から禁止する。
厚さ0.025ミリ未満のプラスチック袋の製造と販売も禁止される。
外食産業に対しては、使い捨てプラスチック品の使用を30%減らすよう義務づける。
ホテル業界には、使い捨てプラスチックの無料グッズの提供を2025年までにやめるよう指示している。
過去にも対策
中国がプラスチック製品の規制に乗り出すのは、初めてではない。
2008年には小売店を対象に無料のプラスチック袋を禁止。同時に、超薄型のプラスチック袋の製造も禁止した。
中国はかつて世界最大のプラスチックごみの受け入れ国だったが、2017年に外国からの受け入れをやめた。
アジアでは中国以外の国も、プラスチックごみの削減に取り組んでいる。
タイやインドネシアも
タイは今年に入り、主要商店における使い捨てのプラスチック袋の使用禁止を発表。2021年に全国的に禁止するとした。
インドネシアの首都ジャカルタも、使い捨てのプラスチック袋をデパートやスーパー、伝統的な市場で使うことを、今年6月までに禁止するとした。
同国のバリ島でも、使い捨てのプラスチック品が禁止された。
一方、マレーシアは、外国のプラスチックごみ(コンテナ150個分)を違法に国内に運び込もうとした船に対し、出発した国への引き返しを命じた。
裕福な国々は2018年以降、マレーシアにプラスチックごみを送っている。同国当局は、違法に運び込まれるごみの量への対応に苦慮していると話している。
(英語記事 China to ban bags and other single-use plastic)
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January 20, 2020 at 04:15PM
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