最新モデルへの期待はふくらむ
私にとってオペルはいろいろな思い出をつくってくれたクルマだ。最初の思い出は1980年代なかばに、独フランクフルト・アム・マインのそばにあるリュッセルスハイムの本社で「カデット セダン」を借りて、雪のなか、ジュネーブまで走ったことだ。
当時の私は、どうせアウトバーンを走るなら、BMWかポルシェに乗りたい、と思っていたので、いまひとつ、気分的には楽しめかった。生意気でぜいたくである。でもトランクが広大で、疲労も少なく、片道約600kmの道を往復できたのだから、たいしたクルマなのだなと後で思い返した。
フツウが実はすごい。というのは、フォルクスワーゲンを評するとき使うのがしっくりくるかもしれないけれど、私はそういうわけで、オペルで経験的に知ったのだ。
2021年夏ごろ日本に導入されるという3車種「コルサ」「コンボ ライフ」「グランドランドX」も、おそらく、オペルのイメージを裏切らないような気がする。
ベースになっているのはプジョー系のモデルで、プジョー車でいえば、コルサは「208」、コンボ ライフは日本での販売が始まった「リフター」、そしてグランドランドXは「3008」とプラットフォームを共用する。
ということは、おそらく、いいクルマだろう。最近とみに足まわりのセッティングのよさで評価が高いプジョー、シトロエン、DSといったブランド。その姉妹車だけに、フランクフルトとジュネーブを立て続けに2往復ぐらいできるかもしれない、と思ったりする。
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February 28, 2020 at 04:00AM
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2021年にカムバック! オペルは日本で成功できるのか? - webCG
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